学び舎ゆう(まなびやゆう)

千葉県流山市江戸川台にあるマンツーマン個別指導の学習塾です。

合理的配慮について

 皆さんは「合理的配慮」という言葉をご存知でしょうか。


合理的配慮(ごうりてきはいりょ)とは、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合の、負担になり過ぎない範囲の、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のことである。障害者権利条約第2条に定義がある。
合理的配慮は、障害者一人一人の必要性や、その場の状況に応じた変更や調整など、それぞれ個別な対応となる。障害者が合理的配慮を求めた場合、その要求は広く一般の人に法的拘束力を持つ。過度の負担を立証できない限り拒否できない。 

ウィキペディア『合理的配慮』


 「合理的配慮」とは、「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と定義されている。

文科省『特別支援教育の在り方に関する特別委員会(第3回) 配付資料』より


 要は、支援を求める人がいる場合に、必要な、理にかなった配慮(=支援)をする、ということであると僕は解釈しています。今「支援を必要とする人」という書き方をしたのには理由があります。この合理的配慮という言葉は、特別支援教育を補完するような意味合いで使われる言葉なのです。「特別に」「支援が必要な」場合に行う「配慮」であるというわけです。


 個別の支援を行う立場の人間からすると全てが当たり前と感じることばかりなのですが、これが通常の一般学級のような、支援者が一人の場合などはなかなかに大変だろうなと思います。今までに当たり前のように個別に対応していた人には何も問題ないでしょう。しかしすべての職員がそれを実践するとなると話は別。明記されている「法的拘束力」が足を引っ張らないことを願ってやみません。


 少し話がずれましたが、今注目を集めているこの合理的配慮とは、本来社会生活に必要な「当たり前のこと」だと僕は思うのです。人が二人いて、得意なことと苦手なことがそれぞれ違って、しばらくの間でも共に過ごすとするならば、この二人の間には事あるごとに「配慮」が生まれる筈なのです。


 例えば僕と妻を例に挙げましょう。了解をとっていないので後で怒られるかもしれませんがまぁそれはこの際置いて。僕は家事の中では皿洗いが比較的好きです。どういう順番で洗うか、どう洗えば効率よく流せるか、洗いあがった食器をどう並べて乾かすか・・・なんてことを考えながら鼻歌混じりに洗うわけです。しかし洗い終えた段階で問題が発生します。僕は「食器を片付ける」ことが大変に苦手なのです。もともとあった場所に戻そうとしてそこには既に新たな別のものが置いてあって・・・というような事態に我慢ならないのです。結果、洗いあがった食器はそのまま放置され、次の洗い物がたまるまでずっとそこに置いてあることになるのです。

 

 これは良くない状況です。そこで妻の登場です。妻は食器をしまうことは特に苦痛ではありません。次に使いやすいような位置に的確に戻し、毎日のごはんの準備を進めます。妻の指示に従って洗いあがった食器をふきんで拭き、置くべき場所に食器を並べます。めでたしです。妻は食後に一時の休憩時間を得られ、僕は好きな皿洗いで気分転換が出来、食器はきれいになってあるべき場所に戻りました。満足度の高い状況であると言えましょう。


 さてこの場合、「支援を必要とする人」は僕でした。妻は片付けという行為そのものを代行するのではなく、苦手なところを補助し、あくまで僕に片付けさせることで達成感の獲得と自己評価の向上を促進しました。僕は再び鼻歌混じりでソファに戻り、一仕事終えた体で本など読み始めるのです。「支援する人」であるところの妻は、必要な支援を妥当な配分で行いました。合理的配慮です。


 これはつまり、夫婦間だけでなく、あらゆる社会で見られる「思いやり」レベルの配慮です。やれるひとがやれることをやる、という「分担」とは少し違います。あくまでその人がその人のまま成すべきことを為せるような配慮です。意思や人格を尊重しつつ行う支援のかたちです。


 先ほど「当たり前のこと」と書きましたが、正確には当たり前のことであって欲しいという願いです。そしてある意味では自分の中の信念です。個別指導、個別支援を行う立場の人間として忘れてはいけないことなのです。支援とは一方的に肩代わりすることや、成すべきことと別のことに代替することでは無いのです。支援を繰り返し、その人が出来ることが増えていった結果、支援者を必要としなくなることが理想の支援の在り方だと思います。


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